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竹の歯に牛角の装飾を添えた華角のチャムビッ

細かな櫛歯の間に赤い花の帯がのぞく。韓国国立古宮博物館の華角チャムビッは、竹の櫛歯に牛角の装飾を添えた20世紀の櫛だ。幅7.9cmの小さな櫛に、歯をそろえる手仕事と、絵を透かして見せる素材の技法が込められている。

幅7.9cmの櫛

写真の櫛は韓国国立古宮博物館の所蔵品「宮中267」。博物館の記録では幅7.9cm、縦4.6cmで、素材は木と牛角だ。密に並ぶ竹の歯は髪をなめらかに整えるために使われ、中央の背には花を描いた華角が付いている。形は伝統的だが、この一品の年代は20世紀と記録されている。

歯を一本ずつ差す構造

博物館によると、中央に平たい竹片を表裏から付け、両側に細い歯を密に差して作っている。塊に溝を刻んだ櫛とは構造が異なる。

韓国学中央研究院の百科事典は、歯の密なチャムビッと間隔の広いオルレビッを区別し、竹の伐採から完成まで約35工程を経ると説明している。そろった歯の間隔が手仕事の精密さを示す。

牛角越しの花模様

華角は、薄く加工した牛の角に絵を組み合わせる装飾だ。ニューヨークのメトロポリタン美術館は、別に所蔵する韓国の櫛の解説で、半透明の角に絵を描いた面を木に貼るため、角を通して花が見えると説明している。

宮中267の中央の帯にも、赤い花、黒い輪郭、黄色みのある地が細い竹の歯の間に配されている。

二つの面の花の配置

博物館が公開した二枚の写真は、同じ櫛の表と裏を写している。一方には中央の赤い花と右へ伸びる葉、もう一方には帯に沿った別の花の配置がある。黒い枠と細い歯は両面に共通する。二枚を並べると、装飾のある背と髪をとかす歯の区分が分かる。

所蔵品の資料写真で、撮影日と現在の展示状況は公開記録では確認できない。

白い背景に置かれた華角チャムビッのもう一方の面です。黒い枠の内側に細い竹の歯が並び、中央の帯に赤い花と黒い葉の線が見えます。
白い背景に置かれた華角チャムビッのもう一方の面です。黒い枠の内側に細い竹の歯が並び、中央の帯に赤い花と黒い葉の線が見えます。

潭陽の工房のチャムビッ

チャムビッは今も作られ、販売されている。全羅南道・潭陽の「죽향참빗(Jukhyang Chambit)」の公式サイトは、伝統チャムビッと記したオジュンソのほか、セクトンチャムビッ、オジュクチャムビッを載せている。この工房の商品と宮中267は別のもので、写真は博物館の所蔵品であり、工房の販売商品や制作の系譜を示すものではない。

出典・基準情報

2026-10-13T13:05:46.356Z

gogung.go.kr ↗The Metropolitan Museum of Art · Double-sided comb 2024.301.13 ↗韓国学中央研究院 ↗chambit.kr ↗公共ヌリ(KOGL) ↗
写真情報국립고궁박물관 / National Palace Museum of Korea · KOGL Type 1

華角チャムビッ「宮中267」の一方の面です。20世紀、7.9×4.6cm。韓国国立古宮博物館所蔵・写真。撮影日不明の所蔵品資料写真です。공공누리(韓国公共著作物自由利用)第1類型(出典表示)。出典:https://www.gogung.go.kr/gogung/pgm/psgudMng/view.do?psgudSn=366543&menuNo=800065 。利用条件:https://www.kogl.or.kr/info/license.do#01 。等比縮小とJPEG圧縮のみを行い、元の背景と櫛全体を保っています。中央基準の4:3表示では白い余白の一部だけが省かれます。