玄関に干しダラをつるす気持ち
干しスケトウダラは食材であると同時に、家を建てる儀礼にも使われた。現代の魚形の厄除け飾りには、家の平穏を願う思いが込められている。
上梁告祀のプゴ
韓国で干しスケトウダラはプゴと呼ばれる。『韓国民族文化大百科事典』の上梁告祀の記録には、屋根の棟木を上げる際、プゴを糸の束やお金などと一緒につるす風習が紹介されている。上梁告祀は工事の大きな節目を祝い、その後の幸せを願う儀礼だった。

現代の厄除け飾り
「エンマギ」は災いを避けるという意味だ。スケトウダラをかたどった小物は、その願いを小さな飾りで表す。2025年に亀尾保健所が紹介した工作教室では、布製の魚にひもと鈴を合わせたドアベルを作った。
掲載画像は教室の記録写真ではない。糸を結んだ干し魚と木製の魚飾りを表現したAI再現画像だ。
儀礼と飾り
家づくりの儀礼の干し魚と、現代のドアベルは別のものだ。ただ、素材や場面は違っても、どちらにも暮らしの無事を願う気持ちが表れている。玄関につるす小さな魚は、その家で日々を穏やかに過ごしてほしいという願いの表現だ。
韓屋の戸口の上に干し魚と絹糸を掛けたAI再現画像。実際の儀礼写真ではない。
木製の魚と白い絹糸、鈴を合わせたAI制作の装飾案。実際の商品写真ではない。
AIによる再現画像であり、実際の儀礼や販売商品の撮影写真ではありません。

