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「アニ・ボルソ(もうこんな時間?)」

「アニ・ボルソ(もうこんな時間?)」

「アニ・ボルソ」は、日常のひと言をそのままフックにし、明るい旋律に強く歪んだファズ・ギターとオルガンを重ねます。当時の韓国歌謡では珍しかった荒々しく遊び心のあるロック・サウンドと、親しみやすいメロディが同時に存在するところが魅力です。

聴きどころ

まずファズ・ギターとオルガンの質感の違いに耳を傾けてください。旋律はシンプルですが、ベースとドラムは前へ進み続けます。荒い音と明るい空気のぶつかり合いが、初期サヌリムならではの個性です。

あわせて知っておきたいこと

朝はチェ・スジョンのパンソリ「セタリョン」で韓国伝統声楽の劇的な力を聴きました。夕方はサヌリムの「アニ・ボルソ」で、1970年代の若い韓国人たちがロックを自分たちの言葉へ変え始めた瞬間を聴きます。まったく異なる二つの音楽を一日に並べることで、韓国音楽の幅がより鮮明になります。

曲を生んだ人

キム・チャンワンが作詞・作曲した、サヌリムの1977年のデビュー曲であり1stアルバムの冒頭曲です。2023年リマスター音源は、キム・チャンワンの公式YouTubeチャンネルでも公開されています。

WHY KOREA LOVES THEM

サヌリムが長く愛される理由は、完成度を磨き上げたロックというより、三兄弟が自分たちの感覚のまま演奏した自由さが今も生々しく残っているからです。荒い音を消さず、日常的な言葉や子どもの歌のように単純な旋律をロックのエネルギーと結びつけました。そのため1970年代の作品でありながら、単なる懐メロには聞こえません。

出典・基準情報

2026-10-01

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