1856年から王室の金箔を受け継ぐ北村の金箔研
ソウル・北村の韓屋の路地にある金箔研は、朝鮮王朝・哲宗の時代の1856年に王室の金箔職人の家から始まった工房だ。国家無形遺産「金箔匠」の保有者、金基浩(キム・ギホ)さんが5代目として店を率いる。予約すれば金箔を押す工程を見学し、自ら体験できる。
170年続く家業
公式サイトによると、初代の金完亨は1856年、王室の役所である内需司で働きながら金箔を始め、2代目の金元淳の名は『明成皇后国葬都監儀軌』に記されている。3代目の金敬容を経て、4代目の金徳煥さんは2006年に金箔匠の保有者となり、2008年には国璽の制作にも加わった。2018年に名誉保有者となり、2019年に亡くなった。
現在は2018年に保有者に認定された5代目の金基浩さんと、履修者の朴秀英さんが店を営む。6代目の伝授奨学生・金鎮浩さんも技を学んでおり、公式サイトは6代続く家業と紹介している。ソウル未来遺産にも選ばれている。
金箔の工芸
金箔は、布などの上に金で文様を押して飾る工芸だ。王室で金箔を押した職人は「付金匠(プグムジャン)」と呼ばれた。金箔研は絹のほか、革や木の家具、韓紙にも金箔を施す。
金基浩さんは国家遺産庁のウェブマガジンのインタビューで、新しい文様を考えて衣服に金箔を施すまで約1年、既存の文様でも2〜3か月かかると語った。同じ記事は、2020年当時の金箔匠の保有者は金基浩さん一人だけだと伝えている。

販売とオーダー
金箔研の工芸品は、公式のネイバー・スマートストアとアイディアス(Idus)でも販売されている。公式サイトに価格は載っておらず、店頭で確認する必要がある。
個別の注文も受ける。希望の文様や素材、予算を伝えると、相談を経て作品を提案する。相談は電話か公式サイトのお問い合わせフォームで受け付ける。

金箔押し体験
工房では金箔ができるまでの工程を説明している。ソウル韓屋ポータルによると、事前に予約すれば付金(金箔押し)の実演を見て体験できる。体験料金や所要時間、案内の言語は公開されていない。予約は電話(02-730-2067)か公式サイトのお問い合わせフォームで受け付ける。
アクセスと営業時間
住所はソウル特別市鍾路区北村路12ギル24-12。地下鉄3号線安国駅2番出口から約700m、徒歩12分ほど。
公式サイトとソウル観光財団の案内では、火〜金曜10:00〜17:00、土曜09:00〜15:00に営業し、日曜と月曜は休み。ソウル韓屋ポータルには異なる定休日が載っており、訪問前に電話で確かめる必要がある。時刻は韓国時間。

海外からの旅行者向け情報
ソウル観光財団によると、金箔研の公式サイトは韓国語と英語で閲覧できる。メール(kumbakyeon@daum.net)でも問い合わせできる。
海外カードでの支払い、免税(タックスリファンド)、海外配送、店頭での英語案内は公式の案内では確認されていない。日曜と月曜は休み。
店舗情報

場所
出典 金箔研 公式サイト 情報確認 2026.10.14 09:50
近くの韓屋ステイ
ほかの韓屋ステイ出典・基準情報
2026-10-14T01:10:27.193Z
金箔研 公式サイト ↗金箔研 · 紹介(系譜) ↗金箔研 · お問い合わせ(住所・営業時間) ↗ソウル観光財団 · 金箔研、9月29日更新 ↗文化財庁 · 金箔匠保有者認定の報道(2018年) ↗文化財庁 · 金徳煥名誉保有者の訃報(2019年) ↗国家遺産庁ウェブマガジン · 金箔匠 金基浩(2020年) ↗ソウル韓屋ポータル · 金箔研の体験案内 ↗ddol-mang (Flickr: ysjjhfox) · 写真 / CC BY-SA 2.0 ↗ddol-mang (Flickr: ysjjhfox) · 写真 / CC BY-SA 2.0 ↗still learning to use the camera (Flickr 34517103@N00) · 写真 / CC BY 2.0 ↗Adbar · 写真 / CC BY-SA 3.0 ↗韓服のスカートの裾に金箔で押された鳳凰・雲の文様と「壽」の字(金箔工芸の一般写真、金箔研の作品ではありません). 2007-11-18撮影の資料写真. ddol-mang (Flickr: ysjjhfox) / CC BY-SA 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0). 原本ファイルのまま、編集なし. 金箔工芸の一般的な写真で、金箔研の作品や店舗ではありません
赤い韓服のスカートに金箔で押された花と文字の文様の帯(金箔工芸の一般写真、金箔研の作品ではありません). 2007-11-18撮影の資料写真. ddol-mang (Flickr: ysjjhfox) / CC BY-SA 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0). 原本ファイルのまま、編集なし. 金箔工芸の一般的な写真で、金箔研の作品や店舗ではありません
緑の地に金色の文様が一面に施された朝鮮王室の王女の礼服(参考写真、金箔研の作品ではありません). 2008-01-02撮影の資料写真. still learning to use the camera (Flickr 34517103@N00) / CC BY 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/2.0). 原本ファイルのまま、編集なし. 原本の説明に金箔との記載がないため、金色の文様とのみ記しています。金箔研の作品ではありません
北村路12ギルの韓屋の路地と奥に見える現代的な建物(同じ通りの風景、店舗が写っているかは未確認). 2013-04-21撮影の資料写真. Adbar / CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0). 原本(3872×2592px)を幅2000pxに縦横比を保って縮小、その他の編集なし. 金箔研と同じ通りですが、店舗の建物が写っているかは確認できていません



