
韓国の4~6月期経常黒字、ドイツと日本の合計を初めて上回る
韓国の4~6月期の経常収支黒字は1166億3000万ドルで、ドイツ(522億8000万ドル)と日本(506億2000万ドル)を合わせた額を上回りました。比較できる統計がある1996年1~3月期以降で初めてで、主要36か国では中国に次ぐ2位です。
ドイツと日本を足しても137億ドル足りない
経常収支は、ある国が財・サービス・所得の取引で海外から稼いだ額から支払った額を引いた値です。イートゥデイが韓国銀行の経済統計システムに載ったIMF統計を引用して伝えた4~6月期の順位は、中国1937億2000万ドル、韓国1166億3000万ドル、ドイツ522億8000万ドル、日本506億2000万ドルです。
ドイツと日本の合計は1028億9000万ドルで、韓国より137億4000万ドル少なくなります。ドイツとの差は1976年以降、日本との差は1996年以降で最大です。
1年で4.1倍、7~8月も続きました
韓国の4~6月期の黒字は前年同期の283億9000万ドルの4.1倍です。同じ期間にドイツは11.9%、日本は5.0%増えました。
7~8月も韓国の黒字は881億9000万ドルで、ドイツと日本の合計808億2000万ドルを73億7000万ドル上回りました。
半導体が牽引しました
カギは半導体輸出です。国家データ処の統計では、4~6月期の半導体輸出は1138億9000万ドルで181.6%増、7~9月期は1480億2000万ドルで218.7%増でした。AI投資の拡大でメモリー半導体の需要と価格が上がった影響との分析です。
IMFは今年4219億ドルと見込む
IMFは10月の世界経済見通しで、今年の韓国の経常黒字を4219億4600万ドルと予測しました。190の国・地域の中で中国に次ぐ2位で、増加額2988億9200万ドルは世界最大です。GDP比18.8%は1980年以降で最高となります。
黒字は2028年まで4000億ドルを超え、2029年に2956億5600万ドル、2031年に1774億9100万ドルへ減ると見ています。
半導体ひとつに頼る黒字という点
半導体に集中した構造がどこまで続くかは見守る必要がある、との指摘が出ています。世界のAI投資が鈍ったり、米国と中国がメモリー生産を増やしたりすれば、輸出の伸びが鈍る可能性があります。政府は新産業への投資とサービス業の育成で内需基盤を広げる方向を進めています。
平沢・唐津港のコンテナクレーン(2008年撮影、今回の統計と直接関係のない港の写真)。京畿道提供、公共ヌリ第1類型、ウィキメディア・コモンズ
